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SAPPORO SNOW FESTIVAL 2026 PROJECTION MAPPING "Hoko no Tasuki"

2026さっぽろ雪まつり 大雪像「会津 鶴ヶ城」プロジェクションマッピング『誇ノ襷』

Client
さっぽろ雪まつり実行委員会
Deliverable
テクニカルディレクションテクニカルプロダクションプロジェクションマッピング企画制作映像制作映像技術管理運営
Year
2026

Overview

「2026さっぽろ雪まつり」大通8丁目「雪のHTB広場」において、HTB北海道テレビ放送(以下、HTB)とプリズムの共催による、大雪像へのプロジェクションマッピングショーが今年も開催されました。
雪まつり開催期間中の2月4日(水)~11日(水・祝)の毎日上映され、プリズムは本年もコンテンツ企画・映像制作・プロジェクション機材および技術オペレーションなど、制作およびテクニカル領域を包括的に担いました。

毎年その精巧さで話題を呼ぶ大通8丁目の大雪像ですが、今年は福島県の「会津 鶴ヶ城」がモチーフとして選ばれました。斜めの構図を正面に据え、ダイナミックにそびえ立つその姿は、HTBと「陸上自衛隊第18普通科連隊」の共同制作によるもので、難攻不落の名城として知られる鶴ヶ城が細部に至るまで再現されています。

そんな雪像を舞台とした今年のプロジェクションマッピングショーのタイトルは、『誇ノ襷(ほこのたすき)』。
最後まで武士の誇りを貫いた鶴ヶ城の歴史や、その時代に生きた人々の息吹を、音と映像によってダイナミックに表現し、会場を訪れた数多くの来場者にお楽しみいただくことができました。

Context

【イベント名】2026さっぽろ雪まつり 大雪像「会津 鶴ヶ城」プロジェクションマッピング『誇ノ襷』
【開催日時】2月4日(水)~2月11日(水・祝) 午後5時30分~午後8時30分
※30分毎に上映。混雑状況でスケジュールは変更
【開催場所】大通8丁目「雪のHTB広場」
【体制】
共催:HTB北海道テレビ放送 株式会社プリズム
ビジュアルデザイナー:出羽岳史
サウンドデザイナー:畑中正人
プロデューサー:松浦靖
テクニカルオペレーター:吉岡孝訓、原口一巳
タイトル:新谷慶子
コンセプト:出羽岳史、新谷慶子
企画・制作・映像技術:株式会社プリズム

【さっぽろ雪まつり公式サイト】
https://www.snowfes.com/
【北海道テレビ放送 PR TIMES記事】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000557.000073351.html


『誇ノ襷』コンセプト:

『幾多の困難を乗り越えながらも、会津若松の象徴として力強く佇む鶴ヶ城。その城壁には、時代を生き抜き、命を賭して土地を守り抜いた人々の、揺るぎない「誇り」と「願い」が刻まれています。

守り抜かれた美しい風景や文化。無病息災の祈りが込められた赤べこ、そして、未来を描く子どもたちの純真な心。それぞれの想いが「襷」となり、希望としてまた次の時代へと手渡されていく——

過去・現在・未来。三つの時間がひとつに結ばれ、志が次の世代へと受け継がれていく。
鶴ヶ城に「誇り」の光を灯します。』

Creativity

コンテンツ制作担当、プリズムの映像ディレクター / ビジュアルデザイナー 出羽岳史インタビュー:

◼︎ 今年の雪像へのプロジェクションマッピングの特徴

今年の雪像は「会津 鶴ヶ城」です。一番の特徴は自衛隊の方々の技術力によってつくられた精巧なディティール!白い雪でできているのでこれは雪像だと認識できますが、もし色が塗ってあったら海外の方は本物の城が建っていると思われるのではないかというほどの精巧さです。
また、昨年までは建物の前面が正面を向いていて、背景に大きな壁があったりもしましたが、今年は城のみがドーンと建っていて、しかも正面から見て二面同時に見られるように斜めを向いているため、立体感が例年より強調されています。
そこに2台のプロジェクターで、それぞれの面にピッタリと映像を合わせるところが一番技術的に難度が高かったポイントで、日々造形が変化する雪ということもあり、とても苦労しました。ただそこを妥協しなかったことによって、より立体感のある映像を投影することができ、迫力あるマッピングをお届けできたと思います。

◼︎ コンテンツの見どころ

今年は「和」のテイストを強調した映像になっています。特に楽曲は作曲家の畑中さんが素晴らしいものを仕上げてくださったので、それに合わせたリズム感のあるパートは疾走感のある演出で、細かいディティールから全体への流れがうまく表現できました。
後半には、会津の子どもたちが会津の名所や風景を描いた絵が登場します。子どもらしくも自由な発想で描かれた絵が光と共に現れるシーンは、自らつくりながらも心を動かされるシーンでした。
また、雪像の左右で映像の見え方が全く違うので、左、右、正面とそれぞれ違った印象を楽しめるようになっています。

◼︎ テクニカルポイント

今年は雪像の仕上がりがとても素晴らしかった分、映像を作る身としては、そのディティールはやりがいはありつつも大変な作業で、瓦の一枚一枚、飾りの細部に映像を合わせるのに大変苦労しました。
プロジェクターは高い位置にあり、映像はその高さからの視点になりますが、観客の視点は下から見上げるものになります。そのため、下から見て綺麗な形に見えるように、角度を計算してわざと歪ませて制作したり、模様が張り付くシーンは、かなり細かいディティールに合わせて光が走ったりするようにするなど、様々な見えない工夫がなされています。
映像は1本の作品ですが、右からの映像、左からの映像、そして正面から見てちょうど合うように見える映像というように、全体で3本の映像を作成するかたちとなり、時間との勝負でした。さらに今年は大雪の影響で、自衛隊の方々の雪像制作や各システムの調整にも大変苦労されたと思います。映像調整に関しても吹雪で細部が見えなかったりしたこともあり、ギリギリまで調整を繰り返し、無事に本番を迎えることができました。

◼︎ ショーへの反響

かなり広い会場でしたが、毎公演たくさんの方々が集まってくださいました。実際に会場でお客さんと一緒に見ていたのですが、特に初日は最初の公演が終わった後に、自然と拍手が起こったのを聞いてほっとしました。また毎年増えていっているインバウンドの方々は、印象的なシーンで歓声を上げていて、終わった後も大きなリアクションをいただき嬉しかったです。毎年アップされているSNSなどでも好意的な反応があり、海外からの反応もより強かったように思います。
今年は立体感の強い雪像だったこともあり、会場で生で見た方々に特に良かったと言っていただきました。

左・右・正面・上から見たコンテンツ映像イメージ。観客が見上げた視点に正体するよう、様々な調整が施されている。

Gallery

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