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体験価値を追求すること
菅野敦夫 株式会社丹青社【後編】

Dialog No.03

TANSEISHA CO., LTD.

SUGANO
ATSUO

株式会社丹青社
CMIセンター プリンシパル プロデューサー
菅野敦夫

PRISM CO., LTD.

SHINTANI
NOBUYUKI

株式会社プリズム
代表取締役社長
新谷暢之

TANSEISHA CO., LTD.

SUZUKI
AKIHIRO

株式会社丹青社
CMIセンター空間メディアプロデュース統括部プロデュース1部⻑
鈴木朗裕

PRISM CO., LTD.

MIZUTA
KENJI

株式会社プリズム
取締役/テクニカルプロデューサー
水田賢二

OVERVIEW

こちらは後編です。
前編はこちら

Dialog第3弾、株式会社丹青社 前CMIセンター長で、現在は同センターのプリンシパル プロデューサーとして活躍されている 菅野敦夫 さんとの対談を引き続きお楽しみください。

【Dialog No.03】 菅野敦夫 株式会社丹青社「体験価値を追求すること」 (テキスト後編パートは22:37から)

ポリさん

新谷:

話は変わりますけど、鈴木さんってポリさんと呼ばれてますよね。菅野さんも水田くんもポリさんって。どういう意味なんですか?

鈴木:

あーそれはですね。23年、4年ぐらい前の話になるんですけど。入社したときに懇親会がありまして。居酒屋で飯すげー食ってたんですよ。で、残り物全部食ってたら「すげえ食べるね!」って言われて。「俺、残飯処理のポリバケツって言われてるんだ」って言ったら、そこから同期がポリって言い出して。それに鈴木はいっぱいいるので、だんだん会社の先輩も同期もみんなポリって呼んでいるうちにあれよあれよと役員までポリと呼ぶようになりました。(一同笑)

新谷:

意外と短いストーリーでしたね。もっと長いかと(笑)

菅野:

かっこいいポリ説もなかったっけ?

鈴木:

それは自分で作ろうとしたんですよ(笑)
当時オシムっていうサッカーの監督がいまして、彼は、「ポリバレントなタレントを求めてるんだ」みたいな、すごいかっこいいことを言っていたんです。ポリバレントっていうのは、ケミカルな反応を起こせる多彩な人材のことを指しているんですけど、これいいじゃんって思って。(一同笑)

菅野:

後付けです(笑)

新谷:

なんかうまく訂正しようとしてる(笑)

鈴木:

これって「ポリバレント」からなんだよね、実は。
っていうのを言おうと思ってるんですけど、ちょっと恥ずかしくてなかなか言えない…そんな感じですよね(笑)

新谷:

そんなポリさんと色々な現場をやっていると思うので、水田くん、事例の話をお願いしてもいいですか。

徒歩1分の検証環境

鈴木:

さっき金ヶ崎の話がありましたけど、ちょうどそのころ著名なグラフィックデザイナーさんの大規模な個展の案件もありましたよね。

水田:

展示会があるけれど、やる?みたいな話から始まり、詳細もわからないままとりあえず、やりますって。(一同笑)

鈴木:

軽めの巻き込みから(笑)

水田:

そんな話から始まり、プロジェクターの検証をしたい、デモをやりたいから始まって。いろんな解像度のプロジェクターを準備して欲しいと言われ、3台ぐらい準備したんですけど、結局詳細は検証直前までわからず。

菅野:

ひどいなそれ(笑)

水田:

社内のデモだとみんな思ってたんですけど、デザイナーさんご本人も急に来られて。

水田:

っていうところから始まりまして、一緒にやらせていただいて。制作されていたコンテンツが、ネイティブの4Kという細ーーいラインをたくさん出すようなものだったので、基本的にはプリズム社にあったものだとちょっと厳しいねと。

鈴木:

そうでしたね。

水田:

で、コンテンツのためにネイティブの4Kを、まずはプリズムで購入し現場に納めさせていただいたんですが、たしかインタラクティブの検証もその後ずっとやっていました。その頃は丹青社さん内の検証環境はマークスリー[Mk_3]しかなかったんですよね、確か。
それで、僕らも案件があると基本的には実際に検証を行って、現場に持っていくスタイルでやらせていただいているので、案件ごとに必要であれば、プリズムも検証に使ってくださいという話になり。
その後プリズムが移転することになり、いろんな候補地が上がったんですけど、なんとマークスリー[Mk_3]のお向かいさんに会社が引越ということに決まりまして、徒歩1分の検証場所として利用いただいています(笑)

鈴木:

あの個展だと何回検証をやりましたかね。

水田:

すごい回数やりましたよね。結構デザイナーさんご本人も来られて。

鈴木:

何回も何回もいらっしゃってました。

水田:

プロジェクターとLEDの検証を一緒に、結構な回数やらせていただいたんですけど、展示会自体は残念ながらちょうどコロナ禍がね。

鈴木:

コロナ禍で延期になって。

菅野:

会期も縮まっちゃったんだよね。

水田:

バーチャルなど、色々な試みを行った展示会でしたね。

鈴木:

あの時も、4Kの手配もそうですけど、やはり求められるレベルがすごく高いので、そこに一生懸命ついてきてくれて、すごいありがたかったなあって。
こうしたいああしたいと一緒になって考えてくれたし、あとやっぱり現場ですよね。予期しないことが結構起きましたし、ソフト側の問題でなかなか、みたいなこともありました。あと、なんでいつも分配器って悪さするんですかね。

水田:

そうですよね(笑)分配器もそうですし、キネクトもですね。

鈴木:

本番はうまくいったんですよ。本番はうまく回ってて、直前のデザイナーさんチェックまでなかなかドキドキ状態で。で、チェックの直前に、「あ!いい感じだ!」って。それから割とずっと安定してましたね。

水田:

本番日までコンテンツチームはプログラムの修正をずっとやってました。

鈴木:

ああじゃない、こうじゃないっていうのをずっとやっていました。

水田:

インタラクティブにデザイナーさんのオリジナルフォントが生成されるっていう、すごく面白いコンテンツでしたね。

菅野:

あれは見応えがありましたよね。

新千歳空港国際線旅客ターミナルビル「ロイヤルラウンジ」プロジェクションマッピング

鈴木:

あれ?千歳(新千歳空港国際線旅客ターミナルビル「ロイヤルラウンジ」プロジェクションマッピング)はもっと前ですよね。

水田:

千歳は結構前でして、2019年…ちょうどコロナ禍に入る直前ですよね。
国際線ターミナルのカードラウンジの案件でご一緒させていただいて。いわゆるラウンジのまんなかにある装飾に対してのプロジェクションマッピングでしたね。

鈴木:

ソフトは丹青社が業務提携してるアシュラスコープさんというところと一緒に企画して、ハード周りのシステム制御のところをプリズムさんにお願いしました。

鈴木:

ハクモクレンの花のオブジェにマッピングをするという、とてもソフトウェア泣かせのマッピングでした。

水田:

しかもプロジェクターが置けるスペースがないので、ビジネス用の薄いプロジェクターで頑張るという。

検証中の様子
鈴木:

それでマッピングをする、しかも日光がすごい入ってくる。なんだけど、影になるほうにだけマッピングをしようという。そういうのも色々、倉庫とかでシミュレーションを一緒にさせてもらいながら事前に準備できたので、現場に行っても困らなかった。
カードラウンジのオブジェなので、あまりギラギラしてないんですよ。その辺の塩梅もやっぱり、普段博物館とかで教育のコンテンツとかを納めている我々からすると、プロジェクションの明るさは何万ルーメンで、とか固定概念があったんですけど、結果として評判が良くて。プリズムさんと一緒にやって良い感じに思い込みをくずしてもらえたプロジェクトだなと思っていて。勉強をさせてもらったので、すごく印象に残ってますね。

水田:

プロジェクターの調整、物の設置、工事が終わって、僕らは最終形を見ずに引き上げて、国際線に乗る時以外は見れないという(一同笑)

新谷:

あるあるですね。

AIRエアホッケー

菅野:

うちの社内でイベントやったじゃないですか。あのAIRエアホッケー

水田:

ああ、そうですね。
CMIセンターの皆さんから声をかけていただいて、エントランスの部分の長い机の上で非接触型のエアホッケーをしたいという。

菅野:

自分たちもやってみました?

水田:

設営した時にちょっとだけやらせていただきました。

菅野:

AIRエアホッケーはCMIセンターの若手社員を中心とした自主実践プロジェクトのひとつだったんですが、社内事業部対抗で大会をやってみようとなり、盛り上がってました。あとうちのクライアントさんも来て、これ面白いねって持ち帰ったり、まだ実現はしていないものの引き合いがきたりなんかしてるんです。

菅野さんの将来の夢

新谷:

難しい課題が来ましたね。

菅野:

この港南口、いわゆるウォーターフロントなので、今マンションがバンバン建って、ものすごく人口が増えているんですよ。新しい小学校まで出来ちゃったぐらいなので。この辺りを盛り上げたいんです。

新谷:

街を盛り上げるっていうことですね。

菅野:

そうです。盛り上げるために企画して、コミュニケーションをいろんな会社と取り合って、イベントだったらプリズムさんみたいなところにお願いして、みんなで盛り上げていくことをやりたいんです。これは何年かかるかわからないけれど、港南口ってこれからの場所だと思っているので、やりたくてしょうがないんですよね。
それが僕の個人的な夢です。
ベースキャンプとして、弊社のこのマークスリー[Mk_3]のラボを使いたいと考えています。配信スタジオもあるので、港南エリアに向かって配信できるような。本社が入ってる、シーズンテラスも巻き込んでやりたいなーと思ってるんですよ。ポリには言ってないんですけどね。

鈴木:

初めて聞きました(笑)

菅野:

街が活性化すると、働いている人にもいい影響があって、リクルートするにしても盛り上がっていれば、みんなが来てだんだん活気づいた街になっていく。そうすれば、きっといい人材も集まってくると思っているし、そうしたいと思っています。

社会貢献、ひいてはまちづくり

新谷:

すごい素敵な話だと思います。年を重ねていくと感じていくものですね。僕も最近は生活とか、社会の環境にどうアプローチして仕事ができるかを考えるようになってきてて。
例えばプリズムは本社が札幌なんで、僕らがやってることの未来のなかで、北海道の観光に何かできることがないかなとか。ここ港南口も住んでたことがあるので、お隣さんとの交流がなかったり、社会参加するためのスペースが少なかったり、公園とかもすごく少ないので、子供たちが遊ぶ場所も結局遠くに行って遊んで帰ってくるみたいな課題を感じていて。そういうところのお手伝いもしたいですね。

菅野:

港南口ってこれからなんですよ。そういうのを作り上げていく。

新谷:

その昔はね、港南口を出たら何もなかったですよね。コクヨしかないような。今やこう、人がこれだけ住んでいる。とはいえ賑わいがあるような環境があまりなくて。いまはけっこう食の難民というか、お昼どうする?みたいな感じもあったり。

鈴木:

お昼困りますよね。

新谷:

意外とそういう基本インフラが少なかったり、コミュニケーションをとる場所が少ないというのもあるので。
それは札幌、北海道も同じ。ポテンシャルの高いところはいっぱいあるんですけれども、アクセスとかいろんな問題がある。何かそこにお手伝いできることが未来的にあれば。日本全土がやっぱりこうね、元気になって活動ができるといいかなと。

地方と都市の距離感、変わることと変わらないこと

鈴木:

実は僕、昨年東京から離れた所に引っ越しまして。完全田舎生活に移行したんです。

新谷:

どうですか。

鈴木:

最高ですね、今のところ。東京は人口密度が高いので、知らない人の多さをすごく感じるわけですけど、田舎に行くと知ってる人が増えましたね。密度的に。そして、自然と世の中がどう回っているかみたいなものが肌感でわかるようになるというのもあるし、季節の変わり目とか、変わっていく様みたいなものもリアルタイムにものすごくわかるので、東京にはない豊かさみたいなものを感じています。海の雰囲気が変わっていったり、山の色が変わっていったりみたいなちょっとしたことでも、気持ち的に全然違うんですよね。
コロナ禍があって僕も移住しようって決めたんですけど、割とどこでも働けるんですよね。どこにいてもコミュニケーションは取れる。ただ、僕らがつくっているものがやっぱりリアルなものなので、そこにどういう価値をこれから求められるんだろうというのも同じように考えています。
今田舎に住んでて見えてくるのは、人は何か「特別な体験をする」ことを求めるということです。そこがぼくら何かできることなんじゃないかと思って。それは田舎だろうが、東京だろうがあんまり関係なく、行きたいって思うものがあれば、そこに行く。じゃあ僕らが行きたいって思うものをつくろう、みたいな。すごく単純な発想に最近ちょっと向いています。

丹青社さんにとって、プリズムとは

菅野:

CMIセンターみんなの感想としては、やっぱりまずは『我々のやろうとしていることを実現してくれそうな会社』だなあ。くれそう、きっとしてくれる。実際してくれますけど(笑)

うちのクライアントさんも、昔みたいに、ただ丹青社は内装だけやってればいいよっていう方たちではなくて。こんなことやりたいんだけど、もっとここを面白くしてよ、この部屋何とかして、っていう漠然としてるんですけど、やってほしいことがある人たちなんです。クライアント側もすごく勉強していて、変なことをいうと、反対に言い返されちゃう。なかにはこちらで持ち合わせていない技術もある。だからクライアントのところに一緒に行って、これはできる、これはできないっていう判断も一緒にやってくれる。御社のそういうところがすばらしいなと僕は思っています。

新谷:

ありがとうございます。

鈴木:

ドラマの『HERO』に出てくるバーがあって。そこにキムタクが行って、〇〇ある?って聞くと、必ず「あるよ」って答えるマスターがいるんですよ。どんなものでも必ずです。すごい無理難題でも。プリズムさんはそんな感じですかね(一同笑)
僕、うちのセンターの先輩とよくそういう話をしてて、会社の中では僕らはそういう存在でありたいねって言っているんですけど、僕らにとってはプリズムさんがそういう存在かなあっていう。

水田:

双方、丹青社さんもそうですし僕らもそうですけど、クライアントさんにとってなにか相談しようと思っていただける窓口として動ければ一番いいのかなと思います。

新谷:

引き続き色んなプロジェクトに参加させていただければと思っています。
ありがとうございました。

CONCLUSION

対談はここまでとなります。

前編はコチラからご覧ください。

Photo:広川智基 Tomoki Hirokawa
https://hirokawa810.com/
Instagram:@hirokawaphoto

THE FRIEND

TANSEISHA CO., LTD.
Principal Producer

SUGANO ATSUO

株式会社丹青社
CMIセンター プリンシパル プロデューサー
菅野敦夫

HISTORY

菅野敦夫(すがの あつお)
株式会社丹青社 CMIセンター
プリンシパル プロデューサー
日本大学理工学部卒。ゼネコン等を経て1989年丹青社に入社。制作業務(証券、銀行、商業施設、博物館、美術館)、全社購買部門、文空業務部長、IMCC業務部長、事業管理統括部長、公共空間事業部業務・購買部部長を務めたのち、2017年にクロスメディアインキュベーションセンター(現CMIセンター)」を立ち上げ、センター長として全社における空間演出業務の強化を推進する。2023年より現職。

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